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眉間のシワができる原因と5つの種類|自力ケアの限界と正しい対策【医師解説】

2026/10/15
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「怒っていないのに不機嫌そうに見える」「老けて疲れた印象を与えてしまう」など、お顔の中心にある眉間のシワは、第一印象を大きく左右してしまう深いお悩みのひとつです。

眉間のシワは、初期の段階であれば表情の癖を直したりボトックスなどの注射で予防できますが、長年放置して深く刻まれてしまうと、セルフケアや一般的なプチ整形だけでは元に戻すことが難しくなります。

この記事では、美容外科専門医が「眉間にシワができる解剖学的な仕組み」「ご自身のシワのタイプがわかる5つの形状分類」、そして「マッサージや化粧品の真実」から「ボトックス・ヒアルロン酸・根本的な外科切除術」までを網羅して分かりやすく解説します。

眉間のシワができる仕組みと関与する3つの表情筋

眉間のシワは、単に皮膚がたるんでいるだけでなく、皮膚の下にある「表情筋」が過剰に緊張・収縮することで皮膚に折り目がつくことから始まります。眉間の動きには、主に以下の3つの筋肉が関わっています。

眉間のシワ解剖図

1. 皺眉筋(しゅうびきん)

眉頭の上に位置し、眉を内側かつ下方へ引き寄せる筋肉です。眉間に縦ジワを作る最大の原因となる筋肉で、目を細めたり不快感を示したりするときに強く収縮します。

2. 鼻根筋(びこんきん)

眉間の中央から鼻の付け根にかけて縦に走る筋肉です。眉間を下に引き下げる働きがあり、ここが緊張すると鼻の付け根に「横ジワ」が形成されます。

3. 眉毛下制筋(びもうかせいきん)

眉頭から鼻背にかけて走行し、眉の内側を引き下げる筋肉です。皺眉筋や鼻根筋と連動して複雑なシワを形成します。

これら3つの筋肉を日常的に酷使し、強い折り目を繰り返しつけることで、皮膚の真皮層にあるコラーゲン繊維が断裂し、無表情のときでも消えない「定着ジワ」へと進行していきます。

あなたはどのタイプ?眉間のシワ「5つの形状分類」

眉間のシワと一口に言っても、どの筋肉が強く働いているかによってシワの現れ方は異なります。ご自身の眉間を鏡で確認してみましょう。

① 1型(中央の1本ジワ):
眉間のど真ん中に、縦に太いシワが1本だけ深く刻まれるタイプ。男性や、皮膚が厚い方に多く見られます。

眉間のシワ1型

② 11型(2本の平行ジワ):
数字の「11」のように、左右対称に2本の縦ジワが走る最も典型的なタイプ。左右の皺眉筋がバランスよく強く収縮することで生じます。

眉間のシワ11型

③ オメガ(Ω)型:
眉間の縦ジワとおでこの横ジワが繋がり、ギリシャ文字の「Ω」のように見えるタイプ。おでこの筋肉(前頭筋)と連動して表情を作る癖がある方に現れます。

眉間のシワオメガ型

④ 横ジワ型:
眉間から鼻の付け根(鼻根部)にかけて横方向に段差ができるタイプ。鼻根筋が強く働くことで形成されます。

眉間のシワ横皺型

⑤ スクランチ型:
眩しいときや笑ったときに、眉間から鼻筋にかけてくしゃっと細かく網目状に広がるタイプ。複数の表情筋が広範囲に連動しています。

眉間のシワスクランチ型

眉間のシワが深く定着してしまう3大原因

1. 表情の癖とスマートフォンの長時間利用

視力が悪く目を細めて画面を見る癖がある方、集中すると無意識に眉間に力が入る方は、皺眉筋に常に力が入っている状態(筋トレ状態)です。近年ではスマートフォンの長時間の凝視による眼精疲労やストレスから、20代〜30代の若い世代でもシワが定着するケースが増えています。

2. 加齢と紫外線による「真皮コラーゲンの断裂」

肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンは、20代半ばをピークに減少します。さらに紫外線(UVA)を浴び続けると、真皮層のコラーゲンが破壊される「光老化」が起こります。弾力を失った皮膚は、折り紙を何度も折ったときのように「折り目」が戻らなくなり、溝として固定されてしまいます。

3. まぶたの重さ(隠れ眼瞼下垂)による代償運動

加齢やコンタクトレンズの長期使用でまぶたが下がってくる「眼瞼下垂(がんけんかすい)」があると、狭くなった視野を確保しようと、無意識におでこや眉間の筋肉を動かして目を見開こうとします。起きている間じゅう眉間に力が入り続けるため、非常に深いシワが刻まれる原因になります。

自力で消せる?セルフケア・マッサージ・化粧品の真実

「マッサージやシワ改善クリームで、眉間のシワは消えますか?」というご質問をよくいただきます。医学的な結論から言うと、「予防や初期の浅いシワには有効だが、すでに刻まれたシワを消すことは不可能」です。

マッサージやツボ押し

眉頭にある「魚腰(ぎょよう)」や「陽白(ようはく)」などのツボ押し、あるいは皺眉筋を揉みほぐすマッサージは、筋肉の緊張を緩めて血行を良くする「リフレッシュ効果」はあります。しかし、すでに断裂して溝になった真皮層の組織を平らに戻す効果はありません。
※強く皮膚を擦るマッサージは、かえって摩擦による色素沈着や皮膚の伸び(たるみ)を招くリスクがあるため注意が必要です。

シワ改善化粧品(レチノール・ナイアシンアミドなど)

医薬部外品のシワ改善クリームは、表皮の水分量を増やして乾燥による小ジワを目立たなくする効果や、ターンオーバーを促す予防効果は認められています。しかし、表情筋の収縮によって皮膚の奥深くまで刻まれたシワを、化粧品だけで物理的に持ち上げることはできません。

【進行度・深さ別】美容医療による眉間のシワ治療法

眉間のシワを確実に解消するには、ご自身のシワの進行度に合わせた医療的アプローチを選択することが最短の近道です。

進行度 シワの状態 最適な治療法 治療の特徴
軽度 表情を作った時だけシワが寄る(無表情なら消える) ボトックス注射 筋肉の動きをリラックスさせ、刻まれるのを防ぐ
中度 無表情でもうっすら線があるが、指で伸ばすと消える ヒアルロン酸注入

(+ボトックス併用)
溝を内側から持ち上げ、筋肉の動きも止める
重度 指で伸ばしても深い溝が残り、皮膚のたるみ・盛り上がりがある 眉間しわ切除術

(+皺眉筋切除)
余分な皮膚と原因の筋肉を外科的に除去し根本治療

1. 【軽度】ボトックス注射(ボツリヌストキシン治療)

表情を作ったときにできるシワには、第一選択としてボトックス注射を行います。筋肉の過剰な収縮を抑えることで、シワが寄るのを防ぎ、将来的にシワが深く刻まれるのを強力に予防します。効果持続期間は3〜6ヶ月程度です。

【要注意】まぶたが重い方(眼瞼下垂)のボトックス注射のリスク
まぶたを開ける力が弱っている「隠れ眼瞼下垂」の方が、眉間やおでこにボトックスを打つと、「まぶたが重くて目が開けられない」「視界が狭くなった」という失敗(副作用)を引き起こす危険性があります。これは、無意識に目を開ける手助けをしていた筋肉の動きまで止めてしまうためです。 ボトックス注射後に目が重くなってしまった経験がある方や、まぶたのたるみが気になる方には、筋肉の動きを完全に止めずにシワの原因だけを除去する「眉間しわ切除術」が適しています。

2. 【中度】ヒアルロン酸注入

すでに無表情でも細い線として刻まれてしまっている場合は、皮膚の真皮層〜皮下組織にヒアルロン酸を注入し、凹んだ溝を物理的にふっくら持ち上げます。ボトックス注射を併用することで、ヒアルロン酸の吸収を遅らせて効果をより長持ちさせることが可能です。

3. 【重度】皮膚科の注射で治らない深いシワには「眉間しわ切除術」

「ボトックスを何年も打ち続けているが、線が消えない」
「ヒアルロン酸を注入しても溝が残る、あるいは眉間が太く不自然に膨らんでしまう」

このような重度のシワでお悩みの方は、すでに皮膚の真皮層が完全に断裂し、皮膚のたるみと奥の組織がガチガチに癒着している状態です。
注射の限界を超えてしまった深い溝やたるみに対して、当院では根本的な外科治療である「眉間しわ切除術(+皺眉筋切除)」を行っています。

  • 皮膚のたるみを切除: 癖がついた余分な皮膚と深い溝を直接切り取ります。
  • 原因となる「皺眉筋」の処理: 皮膚を切除するだけでなく、シワを作る原因である皺眉筋を同時に処理するため、将来にわたってシワが再発しにくい半永久的な効果が得られます。


▼ ボトックスやヒアルロン酸で治らなかった深い眉間のシワでお悩みの方へ
当院で行っている「眉間しわ切除術」の術式、ジグザグ縫合の仕組み、実際の症例写真(術前〜3ヶ月経過)など、詳しい手術内容は以下の専門ページをご覧ください。

👉 【根本治療】ボトックスで消えない深い溝に|眉間しわ切除術(皺眉筋切除)の詳細はこちら

よくある質問

Q. 眉間のシワはマッサージで消せますか?
A. 初期段階の緊張をほぐす意味では有効ですが、すでに皮膚に刻まれてしまった深い「折れ線」をマッサージで消すことはできません。むしろ、強く擦ることで皮膚が伸びたり色素沈着を起こすリスクがあるため、過度なマッサージは控えてください。

Q. ヒアルロン酸とボトックス、どちらが良いのでしょうか?
A. シワの状態によって異なります。「表情を作った時だけできるシワ」には筋肉の動きを抑えるボトックスが、「無表情でも刻まれているシワ」には溝を埋めるヒアルロン酸が適しています。深く刻まれたシワには両方の併用、または外科手術(切除術)が根本治療となります。

Q. 眉間のシワ取りテープは効果がありますか?
A. 就寝中に無意識に眉間を寄せてしまう方の場合、シワがこれ以上深くならないための「予防」としては一定の効果があります。しかし、すでに真皮層まで断裂している深いシワを消す・薄くする効果は医学的にはありません。

Q. ボトックスを打ち続けると効かなくなると聞いたのですが…
A. 短期間に大量のボトックスを打ち続けると、体内に抗体ができて効きにくくなるケースが稀にあります。当院では適切な投与量と期間を守って治療を行いますが、「何度も打ち続けるのが面倒」「いずれ効かなくなるのが不安」という方には、半永久的な効果が得られる「眉間しわ切除術」をおすすめしております。

まとめ:自分のシワの深さに合った治療を選ぶことが大切

眉間のシワは、放置すればするほど皮膚が折れ曲がり、筋肉が発達して治りにくくなっていきます。

初期の表情ジワであればボトックス注射で十分に改善できますが、深く刻まれた溝や皮膚のたるみがある場合は、注射を繰り返すよりも一度の手術(切除術)で根本解決を目指す方が、長期的なコストや手間の面でも確実な選択肢となります。

大阪・心斎橋のコムロ美容外科では、患者様お一人おひとりのシワの深さ、表情筋の強さ、皮膚の余り具合を診察し、注射治療から外科手術まで幅広い選択肢の中から、最も自然で効果的な治療法をご提案いたします。「私のシワはどの方法で消える?」と疑問をお持ちの方は、ぜひ一度お気軽にカウンセリングへお越しください。

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この記事の監修者
医療法人秀晄会コムロ美容外科 院長 池内 秀行
名前
池内 秀行
肩書
医療法人秀晄会 コムロ美容外科(大阪・心斎橋)院長
保有資格
  • 日本麻酔科学会会員
  • 麻酔科標榜医
  • 日本美容外科学会(JSAS)会員
  • 美容外科(JSAS)専門医
  • アラガンボトックスビスタ認定医
  • アラガンジュビダーム認定医
経歴
  • 1996年 神戸大学医学部卒業・同大麻酔科入局
  • 2000年 大手美容外科 入職
  • 2001年 コムロ美容外科入職
  • 2006年 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任

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