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シリコンプロテーゼによる隆鼻術|自然でバレない、一生モノの美鼻へ

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シリコンプロテーゼ隆鼻術

シリコンプロテーゼを使った隆鼻術とは?

隆鼻術のイメージ画像

「すっと通った高い鼻筋に憧れる」「メリハリのない顔を、立体的で洗練された印象に変えたい」顔の中心にあり、第一印象を大きく左右する「鼻」。
理想の鼻を手に入れることは、自信に満ちた輝く毎日への第一歩です。大阪のコムロ美容外科のシリコンプロテーゼによる隆鼻術は、ヒアルロン酸注入のような一時的な施術とは異なり、あなたの理想の鼻を半永久的に維持できる、満足度の非常に高い鼻整形です。しかし、多くの方が同時にこうも思われています。
「いかにも整形とわかる、不自然な鼻には絶対になりたくない…」ご安心ください。私たちは長年の経験と美的センスに基づき、自然で、あなたのお顔全体のバランスに調和する隆鼻術を徹底的に追求しています。
このページでは、シリコンプロテーゼ隆鼻術で後悔しないための全ての情報と、当院の技術へのこだわりをお伝えします。しかし、多くの方が同時にこうも思われています。「でも、『いかにも』な不自然な鼻には絶対になりたくない…」ご安心ください。コムロ美容外科では、長年の経験と美的センスに基づき、まるで生まれつきであるかのように自然で、あなたのお顔に調和する隆鼻術を追求しています。そのこだわりと技術の全てをお伝えします。

そのお悩み、シリコンプロテーゼ隆鼻術で解決できるかもしれません

  • 鼻が低く、のっぺりとした顔に見える
  • 鼻筋が太く、ぼやけた印象を与えてしまう
  • メガネやサングラスが似合わない
  • ヒアルロン酸を繰り返してきたが、根本的に鼻を高くしたい
  • 横顔のEラインを整えて、美人な印象になりたい
  • 半永久的な効果のある鼻整形を探している

症例写真

  • シリコンプロテーゼ隆鼻術症例_術前

    Before

  • シリコンプロテーゼ隆鼻術症例_術後

    After

  • 概要

    20代男性の鼻シリコンインプラント抜去症例になります。数か月前に海外のクリニックで鼻手術をされていましたが、最近鼻の傷から排膿があったのと、鼻プロテーゼが曲がっているため、抜去したいと希望にて手術を行っています。

  • シリコンプロテーゼ隆鼻術症例2_術前

    Before

  • シリコンプロテーゼ隆鼻術症例_術後2

    After

  • 概要

    20代女性の鼻プロテーゼ 鼻尖縮小(TnRメッシュ)使用の症例になります。鼻筋、鼻尖を自然な範囲で高く、細くしたいとの患者様の御希望により、鼻プロテーゼと鼻尖縮小を行いました。

なぜ選ばれる?シリコンプロテーゼ隆鼻術の3つのメリット

プロテーゼのパッケージ

理想の鼻を長期間キープできるシリコンプロテーゼには、他の施術にはないメリットがあります。

1.【デザインの自由度】理想の鼻筋をミリ単位で形成

医療用に開発された安全性の高いシリコンプロテーゼを、患者様一人ひとりのご希望と顔全体のバランスに合わせて、医師がオーダーメイドで丁寧に削り出します。高さだけでなく、シャープなラインや自然なカーブなど、理想のデザインを自在に実現できます。

2.【半永久的な効果】一度で叶う、理想の自分

ヒアルロン酸のように体内に吸収されることがないため、一度の手術で効果は半永久的に持続します。何度もクリニックに通う必要がなく、長期的なコストパフォーマンスにも優れています。

3.【修正・元に戻すことも可能】万が一の場合も安心

将来的にデザインを変更したい場合や、元に戻したいと考えた場合でも、プロテーゼを抜去・入れ替えすることが可能です。ライフステージの変化にも対応できる安心感があります。

大阪のコムロ美容外科の隆鼻術が選ばれる3つの理由

大阪のコムロ美容外科の隆鼻術は、一人ひとりの顔全体のバランスを最優先に考えた「自然な仕上がりを重視します。長年の経験と美的センスを持つ医師が、独自開発のプロテーゼも駆使し、理想の鼻を追求。丁寧なカウンセリングと痛みを抑える配慮、充実したアフターフォローも、安心して任せられる理由です。
3DCTからのプロテーゼ削り出しや、側頭筋膜+耳介軟骨を使用した自家組織移植まで取り揃えています。 理想の鼻にしたい方は、当院にご相談ください。

こだわり①:顔全体の調和を最優先するカウンセリング

ただ鼻を高くするだけでは、美しい顔にはなれません。額の高さ、目の位置、口元のバランスなど、顔全体の調和をミリ単位で計算し、あなたに最も似合う「忘れ鼻(美しすぎて鼻の存在を忘れてしまうほどの自然な鼻)」をデザインします。

こだわり②:実績豊富な医師によるオーダーメイドのプロテーゼ

既製品をそのまま使うことはありません。長年の経験を持つ医師が、あなたの骨格に合わせてプロテーゼを丁寧に削り出し、世界に一つだけのプロテーゼを作成。鼻の内部に完璧にフィットさせることで、ズレや不自然な凹凸のリスクを最小限に抑えます。

こだわり③:傷跡が目立たないクローズ法と徹底したアフターケア

手術は鼻の穴の中から行うため、外から傷跡が見える心配はほとんどありません。また、術後のダウンタイムを少しでも快適に過ごせるよう、痛みや腫れを抑える処方や、完成までの丁寧な検診をお約束します。

当院での、シリコンプロテーゼの選択とデザイン方法の流れ

I型プロテーゼ

当院で使用する「I型プロテーゼ」のデザインには、個々の患者の顔の形状や希望に応じたカスタマイズが重要です。以下に、具体的なデザイン方法を説明します。

カウンセリング

術前に医師と十分なカウンセリングを行います。患者の希望や顔全体のバランスを考慮し、最適なプロテーゼの形状を決定します。

顔の分析

患者の顔のプロポーションを詳細に分析します。特に鼻と他の顔のパーツ(目、口、顎など)の関係を評価し、最も自然な形状を見つけ出します。

プロテーゼの選定

理想の鼻にするために必要なプロテーゼの厚みや長さを測定し、既製のプロテーゼの中から適切なものを選び、手術中に削って使用します。鼻が曲がっていたり、既製品では対応できない場合には、3DCTからプロテーゼをオーダーメイドで作成することも可能です。(3Dオーダーメイドプロテーゼ)これにより、患者一人一人に合った最適な形状を実現できます。

I型プロテーゼを使用した鼻の整形は、自然な見た目と安全性を追求するための効果的な方法です。患者の希望をしっかりと聞き、顔全体のバランスを考慮したデザインを行うことで、満足度の高い結果を得ることができます。

昔に使われていた、L字プロテーゼの特徴とは?

L型プロテーゼ

・鼻尖を簡単に高くすることが可能
・鼻柱にL字プロテーゼの一部を入れることで、プロテーゼのずれを予防する
・鼻柱を前に出すことが可能

しかし、L字プロテーゼに以下のような合併症のリスクがわかって来ました。

  • 鼻尖の皮膚が薄くなって、プロテーゼが飛び出してくるケースがある
  • 数年で頭側方向にプロテーゼがずれてきて、アップノーズになることがある

現在では、耳介軟骨や肋軟骨などの自家軟骨を使って、鼻尖縮小術、鼻中隔延長術など、肋軟骨や耳介軟骨を使った手術が一般化したことで、リスクを冒してまでL字プロテーゼを使う必要がなくなりました。
過去にL字プロテーゼを使われた方は、気づかないうちにアップノーズや、鼻尖の皮膚被薄化が進んでいる可能性がありますので、I字型プロテーゼへの入れ替え、軟骨移植やプロテーゼ抜去を念頭に、クリニックでの検診を受けられることをお勧めします。

鼻の手術、麻酔の痛みが不安な方へ

当院では、患者様の痛みへのご不安をさらに取り除くため、注射の前に吸入麻酔」を使用しています。

【当院の麻酔の流れ】

1.吸入麻酔で眠る

マスクから麻酔ガスを吸い込むと、数分でうとうとと眠った状態になります。痛みも全く感じません。

2.眠っている間に注射

意識がない間にブロック麻酔や局所麻酔の注射を行いますので、注射の「チクッ」とする痛みを感じることは一切ありません。

3.すぐに目が覚める

注射が終わったら麻酔ガスを止め、酸素を吸っていただきます。すると、数分でスッキリと目が覚めますのでご安心ください。私たちは、患者様が心身ともにリラックスして手術を受けられる環境を何よりも大切にしています。

プロテーゼ隆鼻手術の麻酔

短時間の鼻の手術鼻のシリコンプロテーゼ、小鼻縮小術のような短時間で終わる手術は局所麻酔で行うことがあります。意識がある状態で行う局所麻酔のメリットは、ミラーチェックを行い、自己決定ができる点です。
プロテーゼの高さ、小鼻の切除量を確認いただき、必要に応じてプロテーゼをさらに薄く削ったり、鼻翼をもっと小さくすることが可能です。もし、手術中意識があるままでは怖い場合は、寝ている間に手術が終わる静脈麻酔が可能です。2時間を超える手術の場合は、静脈麻酔が必要になる場合があります。お問い合わせください。

レディエッセや、ヒアルロン酸注入後のプロテーゼ隆鼻術について

まず鼻のプチ整形を行い、鼻が綺麗になるイメージを確かめてから、プロテーゼを使って手術したいという方が増えてきました。 鼻のプチ整形後に鼻プロテーゼをしたいという場合、どうしたらいいのでしょうか?
鼻に注入されたのがヒアルロン酸の場合は、ヒアルロニダーゼという溶解注射がありますので、溶解してから後日手術ということも可能です。
では、カルシウムが主成分のレディエッセの場合、どうしたらいいのでしょうか?結論から言うと、鼻のプロテーゼのポケットを作成する際、ヒアルロン酸はもちろんのこと、レディエッセであっても、ほぼすべて掻き出すことができますのでご安心ください。
プロテーゼのポケットと鼻プチの注入物が入る層が共通のためです。鼻プロテーゼの仕上がりに影響が出ることはありせん。

プロテーゼ隆鼻術の手術の流れ

1. カウンセリング
理想の形や高さを詳しくお伺いし、シミュレーションも行いながら、最適なデザインを決定します。
2.麻酔
吸入麻酔下に、ブロック麻酔と局所麻酔をおこないます。いわゆる「無痛麻酔」で、痛みなくリラックスした状態からスタートします。
3.手術
鼻の穴の中を切開するクローズ法で行うため、外から傷跡は見えません。手術中に一度意識下で、鏡を見ながら高さや形の最終確認をしていただくことも可能です(ミラーチェック)。
4.縫合、固定
鼻の穴の中を縫合し、プロテーゼを固定するためのギプスを装着します。
5.抜糸とアフターケア
7日後を目安に抜糸を行います。1ヶ月ほどでプロテーゼは安定しますので、それまでは鼻を強くぶつけたりしないようご注意ください。

【鼻の組み合わせ治療】あなたのお悩みはどっち?「鼻尖縮小」と「鼻中隔延長」の選び方

シリコンプロテーゼで鼻筋を高くしたい、というご希望に加えて、「鼻先の形」にお悩みの方は非常に多くいらっしゃいます。そのお悩みに合わせて「鼻尖縮小術」か「鼻中隔延長術」を組み合わせることで、より理想の鼻に近づくことができます。
ここでは、2つの組み合わせの特徴とメリットを、お悩み別に解説します。

①【低い鼻+だんご鼻にお悩みの方へ】シリコンプロテーゼ隆鼻術 + 鼻尖縮小術

鼻筋の低さと、鼻先の丸さ・太さが気になる方に最適な組み合わせです。鼻全体の存在感をスッキリとさせ、シャープで洗練された印象を目指します。

こんな方におすすめ

  • 鼻筋が低く、全体的にのっぺりした印象に見える
  • 鼻先が丸く、太い「だんご鼻」が悩み
  • 鼻の存在感をなくし、スッキリと細い鼻にしたい
  • 知的で都会的な、シャープな印象になりたい

特徴:鼻の「高さ」と「シャープさ」を同時に実現

鼻尖が低いとプロテーゼも薄いモノしか入れれませんし、鼻尖が太い場合には、選択するシリコンプロテーゼもやや太めのタイプを選ぶことになります。しかし、2つの手術を組みあわせることで、鼻先が高く、鼻筋が通っていて細い鼻が作成可能になります。

  • シリコンプロテーゼは眉間から鼻筋にかけて「高さ」を作り出し、顔に立体感を与えます。
  • 鼻尖縮小術は鼻先の余分な脂肪や広がった軟骨を処理し、「丸み」を解消してシャープな「細さ」を作ります。

鼻筋の低さと、鼻先の丸さ・太さが気になる方に最適な組み合わせです。鼻全体の存在感をスッキリとさせ、シャープで洗練された印象を目指します。

シリコンプロテーゼ隆鼻術+鼻尖縮小で得られるメリット

鼻尖が低いとプロテーゼも薄いモノしか入れれませんし、鼻尖が太い場合には、選択するシリコンプロテーゼもやや太めのタイプを選ぶことになります。しかし、2つの手術を組みあわせることで、鼻先が高く、鼻筋が通っていて細い鼻が作成可能になります。

  • スッと通った鼻筋とシャープな鼻先が手に入る鼻筋から鼻先まで、凹凸のない滑らかでシャープなラインが生まれます。
  • 洗練された都会的な印象にだんご鼻が解消されることで野暮ったさがなくなり、知的で洗練された雰囲気を演出できます。
  • 顔全体のバランスが引き締まる鼻全体のボリュームが減ることで、目や口元など他のパーツが引き立ち、顔全体が引き締まった印象になります。

②【低い鼻+短い鼻・豚鼻にお悩みの方へ】シリコンプロテーゼ隆鼻術 + 鼻中隔延長術

鼻筋の低さに加え、鼻が短い、鼻先が上を向いている(豚鼻)といったお悩みをお持ちの方に最適な組み合わせです。鼻先の長さと角度を整え、上品で美しい横顔を目指します。

こんな方におすすめ

  • 鼻筋が低く、顔が平面的に見える
  • 鼻が短く、顔のバランスが子供っぽく見える
  • 正面から見ると鼻の穴が目立つのが気になる(豚鼻)
  • 横から見たときのEライン(鼻先と顎先を結んだライン)を整えたい

特徴:鼻の「高さ」と「長さ・角度」をコントロール

この組み合わせは、鼻の「高さ」と「長さ・角度」にアプローチします。

  • シリコンプロテーゼが眉間から鼻筋にかけての「高さ」をしっかりと作り出します。
  • 鼻中隔延長術が鼻先に下方向へのベクトルを加え、理想的な「長さ」と「角度」を生み出します。

鼻先をツンとさせつつ、斜め下に向けることで、短い鼻や上向きの鼻を改善し、顔全体に上品な印象を与えます。特に横顔の美しさを追求したい方に効果的な施術です。

シリコンプロテーゼ隆鼻術+鼻中隔延長で得られるメリット

上品で落ち着いた印象の鼻先になる
上向きだった鼻先が下向きに整うことで、落ち着きのある上品な印象に変わります。正面から見たときの鼻の穴も目立ちにくくなります。

美しいEラインの獲得で、自信の持てる横顔に
鼻先が高く、適切な位置に伸びることで、理想的なEラインが形成されます。これまで気になっていた横顔にも自信が持てるようになります。

顔全体のバランスが整い、大人びた印象へ
鼻が短く幼い印象だったお顔が、鼻に長さが出ることでバランスが整い、大人びた美しい印象へと変化します。

シリコンプロテーゼ隆鼻術のご費用

項目 費用
シリコンプロテーゼ隆鼻術 264,000円
備考 60分程度、日帰りでの手術です。
吸入麻酔中にブロック麻酔+局所麻酔を行います(鼻のご手術の吸入麻酔には料金はかかりません)

<施術のリスク:>鼻の穴の左右差・腫れ・むくみ・内出血・血液貯留・傷の開き・鼻の穴の左右差・鼻尖の曲がり・鼻孔縁が上にあがる・鼻尖の皮膚のへこみ・感染・鼻閉感・鼻尖の細さ・鼻尖が上を向く

プロテーゼ隆鼻術のリスクと副作用

シリコンプロテーゼ隆鼻術の副作用リスクについてまとめました。どのタイミングで起きるか、原因などとともに、時期や発生頻度、またそれぞれの対処法についても記載しています。

A) 術後早期に起こる一般的な症状(よくある) 

腫れ・むくみ・内出血: 最も一般的な症状です。個人差はありますが、大きな腫れは1〜2週間で引きます。

痛み・熱感: 術後数日間は痛みがありますが、術後の内服薬でコントロールできる程度です。

鼻閉感(鼻づまり): 内部の腫れにより、一時的に鼻の通りが悪く感じることがあります。

B) 手術に伴う合併症(少ない)

感染: 治りの悪い傷口から細菌が入ることで発生し、鼻が赤く腫れ、痛みが続きます。抗生物質で治療しますが、改善しない場合はプロテーゼの抜去が必要になることがあります。
通常、手術後数週間以降におきますが、抗生剤の効かない耐性菌の出現で、抜糸前後から起きる場合があります。

傷の開き・縫合不全: 傷口がうまくつかず、開いてしまうことがあります。抜糸時に傷の離解を見つけた場合は、再縫合を行います。

C)鼻プロテーゼの長期的なリスク(少ない)

プロテーゼのズレ・曲がり: 衝撃を受けたり、時間の経過とともにプロテーゼが正しい位置からずれたり、傾いたりすることがあります。原因として、鼻骨のゆがみ、プロテーゼの形が合っていないなどがあります。

プロテーゼの輪郭が浮き出る、不自然に見える: 特に皮膚の薄い方の場合、プロテーゼの縁が浮き出て見えたり、いかにも「入れている感」が出てしまうことがあります。手術から数十年経ち、加齢による皮膚や脂肪の被薄化などが原因で起こります。

鼻尖の菲薄化(ひはくか)・赤み: プロテーゼが長期間にわたり皮膚(特に鼻尖)を内側から圧迫することで、皮膚が薄くなったり、赤みが出たりすることがあります。特にL型プロテーゼで鼻先を高くした場合にリスクが高まります。手術後数か月から数年で起こる場合があります。
現在はI字型プロテーゼがほとんどで、鼻尖に軟骨を入れることが多いため、発生確率は低下しています。

プロテーゼ周囲の石灰化: シリコンプロテーゼの周りにカルシウムが沈着(石灰化)することがあります。プロテーゼと周囲の被膜の隙間にリンパ液や血液が溜まるのが原因とされます。気になる場合には、プロテーゼの入れ替えや、抜去が必要です。

D) 仕上がりに関する審美的なリスク(少ない)

デザインが理想と異なる: 希望した高さや形にならなかった、という満足度の問題です。

意識下の手術の場合、手術中にミラーチェックを行い、プロテーゼの形状の調整をおこなっています。

鼻の穴や鼻全体の左右差: 元々の骨格の左右差などにより、術後に左右差が目立つことがあります。

よくある質問

手術と効果について

Q. シリコンプロテーゼ隆鼻術とは、どのような手術ですか?

A.医療用のシリコンでできた人工軟骨(プロテーゼ)を鼻筋に挿入し、鼻を高く、すっきりと見せる手術です。プロテーゼはI字型やL字型などがあり、医師が患者様一人ひとりの鼻の形やご希望に合わせて、最適な形に加工して使用します。多くの場合、鼻の穴の中から切開するため、傷跡は外から見えません。

Q. どのくらい鼻を高くできますか?

A.ご自身の皮膚の厚みや伸び、顔全体のバランスによって限界はありますが、ある程度ご希望の高さに調整することが可能です。カウンセリングの際に、シミュレーションなどを通じて、どのくらいの高さが理想的かつ自然に見えるか、医師と十分に相談することが重要です。不自然に高すぎると、プロテーゼの輪郭が浮き出てしまうリスクもあります。

ダウンタイムと術後経過について

Q. 痛みや腫れはどのくらい続きますか?(ダウンタイム)

A.個人差がありますが、一般的な経過は以下の通りです。
痛み: 術後2〜3日をピークに、処方される痛み止めでコントロールできる程度です。
腫れ: 大きな腫れは術後1〜2週間程度で徐々に引いていきます。内出血が出た場合も、1〜2週間で黄色っぽくなり、吸収されていきます。
固定: 術後3日〜1週間程度、鼻をギプスやテープで固定します。
完成: むくみが完全に取れ、最終的な仕上がりになるまでには、およそ3ヶ月〜6ヶ月かかります。

Q. 仕事や学校はいつから行けますか?

A.デスクワークなど、身体的な負担が少ないお仕事であれば、ギプス固定が外れる術後5日〜1週間後から復帰される方が多いです。ただし、腫れや内出血が気になる場合や、接客業など人と顔を合わせるお仕事の場合は、2週間程度のお休みを取られると安心です。

Q. 傷跡は目立ちますか?

A.多くの手術は、鼻の穴の中を切開する「クローズ法」で行われるため、外から傷跡が見えることはありません。鼻先の形も同時に整える場合などでは、鼻柱(鼻の穴の間の部分)を切開する「オープン法」が用いられることもありますが、この傷も時間とともにほとんど目立たなくなります。

安全性とリスクについて

Q. シリコンプロテーゼは安全な素材ですか?副作用やリスクは?

A.現在使用されている医療用シリコンは、人体への安全性が確立されており、アレルギー反応なども起こしにくい素材です。しかし、どのような手術にもリスクは伴います。考えられる主なリスクは以下の通りです。
・感染・炎症:まれに細菌感染を起こすことがあります。
・血腫:術後に出血が続き、血の塊がたまることがあります。
・プロテーゼのずれ:衝撃を受けたり、骨格に合っていない場合にずれる可能性があります。
・石灰化:長い年月を経て、プロテーゼの周りにカルシウムが沈着することがあります。
・皮膚への負担:プロテーゼが高すぎたり、皮膚が薄い場合、皮膚が赤くなったり、プロテーゼの輪郭が浮き出て見えたりすることがあります。

これらのリスクを避けるためにも、経験豊富な医師のもとで、ご自身に合った無理のない手術を受けることが大切です。

Q. プロテーゼがずれたり、曲がったり、飛び出してきたりしませんか?

A.医師が患者様の骨格に合わせてプロテーゼを正確に挿入し、骨膜下という正しい位置に固定すれば、日常生活でずれたり曲がったりする可能性は非常に低いです。術後に鼻を強くぶつけるなどの強い衝撃が加わった場合は、ずれる可能性がありますのでご注意ください。

プロテーゼ自体に関する疑問

Q. プロテーゼは一生ものですか?入れ替えは必要ですか?

A.シリコン自体は体内で変質したり吸収されたりすることはないため、問題がなければ一生入れ続けていることが可能です。ただし、加齢によるお顔の変化、デザインの好みの変化、プロテーゼの石灰化、または何らかのトラブル(感染、ずれなど)が起きた場合には、入れ替えや除去を検討することもあります。

鼻修正専門外来

監修医情報

医師
医療法人秀晄会コムロ美容外科(大阪・心斎橋)
院長 池内 秀行(いけうち ひでゆき)

経歴
  • 1996年(平成8年) 神戸大学医学部卒業
  • 1996年~ 神戸大学医学部付属病院麻酔科入局
  • 1997年~ 兵庫県立こども病院麻酔科入局
  • 2001年~ コムロ美容外科入職
  • 2006年4月~ 心斎橋コムロ美容外科クリニック 院長就任
  • 2020年3月~ 医療法人秀晄会 コムロ美容外科へ医療法人化

資格
  • 日本麻酔科学会会員
  • 麻酔科標榜医
  • 日本美容外科学会(JSAS)会員
  • 美容外科(JSAS)専門医
  • アラガンボトックスビスタ認定医
  • アラガンジュビダーム認定医
ドクター紹介