二重埋没法の仕組みを専門医が解説!一重との違いや取れにくい術式とは
埋没法とは?二重ができる仕組みをわかりやすく解説
「埋没法って結局何をしているの?」「自分には何点留めが合っているの?」という疑問を持つ方は少なくありません。メスを使わずに二重を作るというイメージはあっても、まぶたの中で何が起きているのかはあまり知られていません。
仕組みを解剖学的に理解しておくと、ご自身に埋没法が向いているかどうかの判断がしやすくなります。
ここでは、一重と二重の違いから、埋没法の具体的な仕組み、デザインの決め方まで、専門医がわかりやすく解説します。
そもそも、一重と二重の違いは何か
二重まぶたとは、目を開けたときにまぶたの皮膚が折りたたまれてできるラインのことです。
この折りたたまれる動きは、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)から皮膚に向かって伸びる「枝」のような組織によって生まれます。
目を開けるときに筋肉が収縮し、その力が枝を通じて皮膚を引き上げることで、自然に皮膚が折りたたまれ、二重ラインが生まれます。
一方、一重まぶたは、この枝が存在しないか、非常に短い状態です。筋肉が収縮しても皮膚まで力が伝わらないため、まぶたが折りたたまれず、ラインができません。
目を閉じた状態
閉じている状態では構造上は一重瞼も二重瞼も差はありません。
一重まぶたのイメージ
瞼を持ち上げる筋肉から皮膚に伸びる枝がない、または短いため皮膚が折れない。
二重まぶたのイメージ
瞼を持ち上げる筋肉と皮膚がしっかりくっついているため、皮膚が折りたたまれる。
埋没法の仕組み|「何点留め」「瞼板法」「挙筋法」とは?
埋没法は、前述した「枝」の役割を医療用の極細糸で再現する施術です。まぶたの皮膚と内側の組織を糸でつなぎ、目を開けるたびに糸が皮膚を引き込んで自然に折りたたまれる仕組みを作ります。糸の結び目はまぶたの中に完全に埋め込まれるため、目を閉じても傷跡は見えません。
「何点留め」とは?
「2点留め」「3点留め」という言葉をよく耳にするかと思いますが、これは片側のまぶたに「いくつ固定ポイント(結び目)を作るか」を指します。
- 2点留め:片側のまぶたを2か所で固定
- 3点留め:片側のまぶたを3か所で固定
- 多点留め:複数の固定ポイントで二重ラインを支える
数が多ければ良いというわけではなく、まぶたの厚みや希望するラインに合わせて、必要な箇所だけを固定することが、まぶたへの負担を減らしつつ長持ちさせる秘訣です。
糸をかける場所による術式の違い

瞼板法(けんばんほう)
まぶたの裏にある「瞼板」という硬い板状の組織に糸をかける方法。固定力が強いのが特徴ですが、まぶたの裏側に糸が露出しないよう精緻な技術が求められます。
挙筋法(きょきんほう)
目を開けるための筋肉(眼瞼挙筋)に直接糸をかける方法。生まれつきの二重の構造に近く、自然なラインになりやすいのが特徴です。眼球への負担も少ないとされています。
当院では、患者様お一人おひとりのまぶたの厚みや筋肉の強さを診察し、最適な術式をご提案しています。
理想の二重デザイン(末広・平行・奥二重)
二重の形は大きく分けて3種類あります。ご自身の骨格やまぶたの厚みによって、無理のないデザインを選ぶことが重要です。

・末広型(すえひろがた):目頭側はラインが狭く、目尻に向かって広がる自然な形。日本人の顔立ちに最も馴染みやすく、まぶたが厚めの方でも長持ちしやすいデザインです。

・平行型(へいこうがた):目頭から目尻までラインの幅が一定の形。華やかな印象になりますが、蒙古ひだ(目頭の張った皮膚)が強い場合は不自然になったり、糸が取れやすくなることがあります。

・奥二重(おくぶたえ):ごく控えめな幅で、ナチュラルな変化を求める方に適しています。
埋没法のメリット・デメリットと持続性(長持ちさせるには)
【メリット】
- メスを使わないため、ダウンタイム(腫れ・内出血)が比較的短い
- 施術時間が20分程度と手軽
- 糸を抜去することで、元のまぶたに戻すことができる(可逆性)
【デメリット・限界】
取れることがある
糸で固定しているため、目を強くこする習慣がある方や、まぶたへの負荷が続くと緩む可能性があります。
まぶたが厚い方・幅広希望の方には不向きなケースも
脂肪が多い場合や、無理な幅広平行二重を希望される場合、糸への負担が大きくなり取れやすくなります。
【長持ちの現実的な考え方】
埋没法は一生モノを保証するものではありません。しかし、「ご自身のまぶたに合った無理のない幅を選ぶこと」と「術後に目を強くこすらないこと」で、持続期間は大きく伸ばすことができます。
コムロ美容外科の独自技術|取れにくさと「無痛」へのこだわり
前述した埋没法の「取れやすい」という限界に対し、当院では独自の工夫で対応しています。
取れにくい「7点固定法」と「マイクロカット法」

まぶたが厚い方や幅広を希望される方には、負荷をまぶた全体に分散させる当院独自の「7点固定法」を採用し、極めて取れにくい構造を作ります。
また「切開には抵抗があるけれどまぶたが厚い」という方には、数ミリの小さな針穴から余分な脂肪だけを取り除く「マイクロカット法(埋没法+脂肪取り)」をご提案。原因となる脂肪を減らすことで、スッキリとした取れにくい二重を作ることが可能です。
日本麻酔科学会認定医の知見を活かした「徹底的な痛みの管理」
「まぶたの裏に針を通すのは痛そう」と不安な方もご安心ください。
当院では、まず目薬の麻酔(点眼麻酔)で眼球表面の感覚を鈍らせてから、まぶたに局所麻酔を行う二段構えを採用しています。
さらに、最初の注射時の「チクッ」とした痛みを極限まで抑えるため、髪の毛よりも細い医療用極細針(34Gニードル)を使用。麻酔の専門的な知見をもとに、痛みに弱い方でもリラックスして受けていただける環境を整えています。
よくある質問(FAQ)
Q. 埋没法と切開法、どちらが良いか迷っています。
ダウンタイムを短くしたい、まずは試してみたい方は「埋没法」。まぶたの脂肪が非常に多い、または半永久的な二重を希望される方は「切開法」が適しています。診察にてまぶたの状態を拝見し、最適な方をご提案します。
Q. 平行二重は誰でもできますか?
まぶたの厚みや蒙古ひだの張り具合によります。骨格に合わない無理な幅広の平行二重を作ると、不自然な食い込みになったり、すぐに糸が取れてしまう原因になります。診察時にシミュレーションを行い、現実的なラインを一緒に見つけましょう。
Q. 手術後、メイクはいつからできますか?
アイメイク以外のメイクは当日から可能ですが、アイメイクは術後3日目以降(腫れが落ち着いてから)を推奨しています。
まとめ
埋没法はシンプルな仕組みですが、仕上がりや持続性は「事前のデザイン(適応の見極め)」と「執刀医の技術」に大きく左右されます。
自分のまぶたの状態が埋没法に向いているかどうかは、カウンセリングで実際にシミュレーションをしてみるのが一番確実です。
大阪で埋没法をしたい、また、切開法と迷っているなど、なんでもお気軽にご相談ください。

