二重埋没法(クイック法)
二重埋没法(クイック法)はどんな方法?二重になる仕組み
埋没法とは、瞼の皮膚側と、挙筋や瞼板のある瞼の裏側の結膜側に、ループ状に糸をかけることで目を開けた際、二重ラインの皮膚が斜め上方に引き込まれ、二重の引き込みをつくる方法です。埋没法の糸は、感染を防ぐために瞼の表裏ともに糸が露出をさせないように埋没させます。
目を閉じた状態から目が開いていくと、眼瞼挙筋が斜め上方に縮んでいき瞼板を引き上げます。斜め置く方向にかけた埋没糸も同時に引き上げられることで、二重ラインが斜め奥に引き上げられていきます。
二重ラインから眉毛側の皮膚が二重にかぶさることで、二重ができます。
埋没法はこういった方に向いています
- 初めて二重の手術を行う方
- 学生の方
- ダウンタイムが短い方が言い方
- 二重のくせを取れにくくしたい方
いろいろな埋没法、〇点固定、挙筋法、瞼板法の違いは?
埋没法は、様々なバリエーションがあり、クリニックによって異なります。
できるだけ簡単に分類すると、何点固定か、埋没糸の本数、瞼の裏側の挙筋、瞼板、どちらに糸をかけるかといった点に違いがあります。
〇点固定の数字が多いほど、二重ラインの両端近くに糸をかけれるということであり、二重ラインの食い込みがしっかり出せ、二重が緩みにくくなります。
使われる埋没糸の本数は片目につき、1本から3本になります。埋没糸が多いほど、二重のくせは緩みにくくなりますが、埋没糸抜去が難しく、腫れが強くなります。
瞼板法と挙筋法の違いですが、瞼板法のほうが腫れにくく、挙筋法のほうがラインの食い込みが強く出ます。二重幅によってどちらに糸をかけるかが決まることが多く、二重が狭ければ瞼板法、広ければ挙筋法になります。
コムロ美容外科の埋没法の特徴
開院当初2点固定だった埋没法は、十数年前に4点固定になり、ついに最新の埋没法は7点固定になりました。 4点固定の針穴の間にそれぞれ針穴を増やすことで、手術の腫れは4点固定と変わらず、ラインの食い込みがよりくっきりとし、二重の取れにくさを改良しています。
他の二重手術との違い
埋没法は、腫れが少なく、抜糸が不要、ダウンタイムが短く、埋没糸を抜去することで、二重ラインを消すことも可能です。目尻側の上眼瞼の腫れぼったさが気になる場合には、埋没法に加えて針穴から脂肪を抜く、脱脂も可能です。
埋没法は、簡単な反面、持続期間は部分切開法や、全切開法に劣ります。
瞼が厚かったり、たるみ、脂肪が多く、眼瞼下垂がある場合には、希望の幅の二重困難だったり、二重の癖が緩むリスクが高くなります。
どの二重手術が一番適しているのかは、カウンセリングの際、医師にご相談ください。
二重埋没法手術の流れ
- 1. カウンセリング
- まずカウンセリングにて、患者様の希望をお聞きして最適な手術方法をご提案します。
- 2.デザイン
- ブジーを瞼に当てて二重のシミュレーションを行います。一般的に二重幅が狭いと末広型になり、まつ毛が跳ね上がるぱっちり二重ができますが、その代わりに目頭側のラインが隠れて見えなかったり、奥二重になることがあります。
二重幅が広いと平行型に近づきますが、瞼が腫れぼったくなり、手術二重のラインが緩みやすくなります。 - 3.麻酔
- 消毒のあと、瞼の表裏に局所麻酔を行います。手術中の痛みはほとんどありませんが、感覚は残ります。
- 4.手術
- まぶたの裏側から糸を通していきます。手術は目を閉じていただいて構いません。瞼に力を入れていますと、術後の腫れの原因になりますので力をできるだけ抜いてください。瞼の裏側から埋没糸が露出していないのを確認してから糸を結びます。
- 5.術後説明とクーリング
- 術後のアフターケアを看護師から説明します。腫れを抑えるためにリカバリールームにて、瞼をクーリングしてから帰宅していただきます。
お勧めの二重幅とは?
二重のデザインの際、一番重要なのは何でしょうか? 二重の形、幅など、いろいろありますが、自分は、まつ毛の生え際の見える範囲で広い二重がベストだと思います。 瞼の状態によっては、希望の二重にするのに、目頭切開や、全切開法でたるみ取りが必要になりますが、まつ毛の生え際が見えると、開瞼幅が最大になり、いわゆる目チカラが付きます。二重の癖も緩みにくくなりますので、最初はそういった二重幅を選びましょう。
手術時間 | 20分程度、日帰りでの手術です |
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手術費用 |
(両目)77,000円 (片目)46,200円 |
備考 |
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<施術のリスク:>左右の二重幅のバランスが希望と異なる。食い込み。ラインの乱れ。等が生じる。腫れ。内出血。まつ毛の外反。瞼が閉じ辛い。瞼の開きが悪い。切開箇所にミリウムが出来る。ラインの色素沈着なども生じる場合があります。
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