エラボトックス注射
エラボトックス注射(プチ小顔術)の特徴
エラが張っている原因には、骨そのものが突き出ている場合と、筋肉が必要以上に発達している場合があります。グッと奥歯を噛み締めたときに耳の下にふくらみが出るなら、奥歯を噛み締める咬筋が発達し過ぎてエラが張っている証拠。このタイプの“エラ張り顔”を改善するのに最適なのが、『エラボトックス注射(プチ小顔術)』です。
ボトックスはボツリヌスA毒素が主成分で、筋肉内に注射すると、筋肉を動かす神経を麻痺させることによって、筋肉自体を動かなくしてしまいます。歯をかみしめても、咬筋の力こぶが出なくなるのは、2~3日後です。しかしながら、しわ取りのボトックス数カ月前後で効果が切れるのに対して、えらのボトックス注射の優れている点は、数回注射を繰り返すことによって、えらが細くなる効果が続くことです。
筋肉は使わないと萎縮して細くなる性質があります。それを、廃用性委縮と言います。ボトックスによって数ヶ月間、筋肉が動かない状態になるため、注射された部分の咬筋は痩せてきます。数ヶ月たってボトックスが切れると、咬筋の力こぶは再度現れますが、以前よりもえらは細くなっています。それを、数回繰り返すことによって、ボトックスの効果が切れた後も、依然と比べて細くなった状態が長期間期待できます。
治療のながれ
- 注射前にできるだけ痛みを取り除くために、えらの部分に麻酔クリームを塗ります。
- サインペンで、咬筋の力こぶのできる部分にマーキングします。
- 30Gの細い針で局所麻酔を混ぜたボトックスを注射します。時間は、5分もかかりません。
- メイクは、2時間後から可能です。当日は、激しい運動や、アルコールは控えてください。
当院のこだわり
筋肉がどこまでブロックされるかは、ボトックスの量や、種類によります。クリニックによっては、量が少ないためえらの咬筋が完全にはブロックされず、廃用性委縮の効果があまり出ない場合もあります。
他院にて、ボトックス治療を考えている場合には、注入量やボツリヌス毒素Aの種類を問い合わせしてみてください。当院では、左右に各40~50単位、計80~100単位使用しています。
また、当院で治療された方で左右で効果の差が出た場合、追加注入を行う場合があります。その際のご費用については施術から1ヶ月以内であれば無料です。
良くある質問
- ボトックス注射の際、痛かったり、脹れたりしませんか?
- 極細の針を使うのと、麻酔を使うため痛みはほとんどありません。内出血を避けるために、当日は激しい運動や、アルコールなど血行が良くなることは控えてください。
- えらの咬筋に注射して副作用はないですか?
- 咬筋とは、下あごを動かす筋肉で、“こめかみ“から、えらの部分まで幅数センチの幅で存在します。ボトックスでブロックするのは、えら付近の一部の筋肉のみで、口の開け閉めに一切影響出ることはありません。
- 咬筋の力こぶがあまりできませんが、エラは張っています。ボトックスの効果はありますか?
- ボトックスは、あくまで筋肉の萎縮を期待した治療です。筋肉があまりなければ十分な効果が出ない可能性があります。